INTRODUCTION

韓国初登場No.1!
霧闇より迫る絶望から、
愛するものを守れるか―?
大迫力の映像によるディザスター・パニック、一瞬の油断が命取りとなる緊迫のスリラー、胸を打つエモーショナルな人間ドラマ、そして国家の陰謀うごめくサスペンス。あらゆるジャンルを融合し、韓国映画界の新鋭・キム・テゴン監督が、『新感染 ファイナル・エクスプレス』『パラサイト 半地下の家族』の制作陣&豪華キャストとのタッグで、かつてない〈ブリッジ・パニック・スリラー〉を生み出した。主演は、名優イ・ソンギュン。遺作となった本作では、冷淡な仕事人間/娘を愛する父親という複雑な役柄を演じきった。緻密な伏線と心理描写が絡み合うストーリー展開、臨場感あふれるド迫力の映像体験で、混沌の橋上に観客を放り込む―

STORY

360°海に囲まれた空港大橋—。濃霧の橋上で激しい多重事故が発生。爆発により有毒ガスが蔓延し、さらには救助のヘリコプターさえ墜落してしまう—。崩壊寸前の橋の上に取り残された生存者は116人。そして、全方位逃げ場のない絶望的状況の中、移送中の軍事実験体〈エコー〉の脱走が判明する。〈エコー〉は、音と声を聞き分け、匂いと体温を察知し、確実に標的を仕留める能力を持つ。一寸先も見えぬ霧の中、生存者全員が、いまや制御不能となった〈エコー〉の標的となっていた― 

CAST

イ・ソンギュン
이선균
映画『パラサイト 半地下の家族』(19)や『火車 HELPLESS』(12)『僕の妻のすべて』(12)『最後まで行く』(14)のほか、ドラマ「コーヒープリンス1号店」(07)「パスタ」(10)「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」(18)などに出演。本作では、空港大橋で絶体絶命の危機に立たされる大統領側近・ジョンウォン役を卓越した演技で見事に演じきった。キム・テゴン監督は「一癖ある登場人物たちの中で際立った存在感を発揮し、さらに難しい役どころを説得力ある演技で表現してくれた」と絶賛する。2023年12月に惜しまれながらこの世を去った名優にとって、本作は生前に撮影を終えていた作品のひとつ。
チュ・ジフン
주지훈
映画『神と共に』シリーズ(18)や『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』(18)『アシュラ』(16)などの話題作、ドラマ「キングダム」(19~)「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」(20)「宮(クン)~Love in Palace」(06)などで韓国のみならず世界的人気を誇る俳優。本作では型破りなレッカー車運転手を演じるため、ビジュアルから演技まで、既存のイメージとは異なるチャレンジに臨んだ。くるくると変わる表情やセリフ回し、ささいな所作で心をつかむ演技を、キム・テゴン監督は「チョバクというコミック的な役柄に、ユーモアとウィットに富んだ愛すべき魅力を加え、観客の興味を引くキャラクターにしてくれた」と讃える。
キム・ヒウォン
김희원
映画『アジョシ』(10)などの悪役で注目を浴び、『名もなき犬の輪舞(ロンド)』(17)『担保』(20)『声/姿なき犯罪者』(21)、ドラマ「ミセン-未生-」(14)「錐(キリ)」(15)「まぶしくて」(19)など多数の作品でバイプレーヤーとしての人気を獲得した。『ムービング』制作陣&チュ・ジフン主演の話題作「照明店の客人たち」(24)では監督も務めている。本作では機密計画の責任研究員ヤン博士を演じ、予測不可能でエキセントリックな人物像によって作品に緊張感を与えている。キム・テゴン監督は、「独自の解釈でマッドサイエンティストのキャラクターに新しい視点を加えてくれた。優れた演技力のおかげでヤン博士が際立った存在になった」と話す。
ムン・ソングン
문성근
『海にかかる霧』
イェ・スジョン
예수정
『新感染 ファイナル・エクスプレス』
キム・テウ
김태우
『JSA』
パク・ヒボン
박희본
『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』
パク・ジュヒョン
박주현
『炎上ドライブ』
キム・スアン
김수안
『新感染 ファイナル・エクスプレス』
『神と共に 第一章:罪と罰』

STAFF

脚本・監督:キム・テゴン
김대곤
「毎日の生活で見慣れていたものが、突如として
脅威に変わる。
その恐怖と緊張感を
現実のように描きたかった」
キム・テゴンは2013年、監督・脚本を務めたインディペンデント映画『1999, 面会~サンシャイン・ボーイズ』で、テッサロニキ国際映画祭の最優秀脚本賞を受賞。2016年には、カリスマ的人気を誇るトップスター、キム・ヘスを起用した『グッバイ・シングル』でも想像力豊かなストーリーテリングで脚光を浴びた。独特のアイデアと強烈な個性、骨太な語り口を併せ持つ彼は、インディペンデントの映画製作会社「光化門シネマ」の代表として、『足球王』や『犯罪の女王』『小公女』などのプロデュースでも成功を収めている。最新作となる本作『プロジェクト・サイレンス』は、映画監督・脚本家として自身初の大作ディザスター・ムービーに挑戦した。

『プロジェクト・サイレンス』は深い霧に覆われた空港大橋で大規模な玉突き事故が発生、さらに橋が崩壊してしまうという“最悪”の連鎖のなか、人々が生き残りを懸けて脱出する様を描く。キム・テゴン監督は、「最初から最後まで緊張の糸が切れない、ありとあらゆる災厄が全編に散りばめられた作品」だと表現した。

共同脚本
パク・ジュソク
박재석
『新 感染 ファイナル・エクスプレス』
(脚本)
キム・ヨンファ
김용화
『神と共に』(監督/脚本)
撮影:ホン・ギョンピョ
홍경표
『パラサイト 半地下の家族』
ご鑑賞予定のみなさまへ
2月25日に韓国ソウル近郊で起きた橋崩落事故により尊い命が失われました。
心からお悔やみ申し上げます。

「プロジェクト・サイレンス」本編中には今回の橋の崩落事故を想起させるシーンがございます。
ご覧いただく際にはその点をご承知いただきますようお願い申し上げます。